研究課題/領域番号 |
23730205
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
木村 雄一 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (80436740)
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研究期間 (年度) |
2011-04-28 – 2015-03-31
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キーワード | カルドア / LSE / 二部門モデル / ケンブリッジ / ロビンズ / シュンペーター / 技術進歩関数 |
研究概要 |
本年度は、ニコラス・カルドアに関する資料収集・理論研究を中心に行った。具体的には「第二次世界大戦中のカルドアと応用経済学」および「カルドアと開発経済学ー二重為替問題、二部門モデル」の二つのテーマを研究した。具体的には以下の通りである。1 物品・資料収集・購入 本研究を遂行するために必要不可欠である文房具、ハードウエア、カルドア・LSE・ケンブリッジ・経済学史の研究書等の購入、ならびに図書館経由による文献収集を行った。2 研究会・学会発表 本年度は研究初年度に当たるため、カルドアをメインとする研究報告を行っていはいない。しかし、カルドアの経済思想と関係のあるライオネル・ロビンズ論(木村雄一「ライオネル・ロビンズと文化政策―芸術行政の参与と「ロビンズ・プリンシプル」、2011年7月3日、文化経済学会、名古屋大学)、カルドアの技術進歩や経済発展の思想に影響を与えたシュンペーター論(瀬尾崇・木村雄一「技術変化の長期プロセスとシュンペーター的失業理論」2012年3月17日、進化経済学会、摂南大学)についての研究を発表した。また、2011年12月9日に金沢大学の研究会で「N.カルドアの経済思想」について報告をした。3 ケンブリッジ大学・LSE出張 2011年10月23日~29日にケンブリッジ大学キングズカレッジ図書館及びLSE図書館へ資料収集・調査のため出張した。複写は認められていないため、未発表論文の草稿をパソコンに写本した。4 研究成果 本年度の研究成果は以下の通りである。木村雄一・瀬尾崇「N.カルドアの農工二部門モデルの再検討ーモデルの意義と政策」『埼玉大学教育学部紀要』。木村雄一「ライオネル・ロビンズと文化政策」『文化経済学会』、瀬尾崇・木村雄一「技術変化の長期プロセスとシュンペーター的失業理論」『進化経済学論集第16集』。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの研究は、研究計画に記述した通りに、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画・方法に記述した通りに、今後の研究を遂行する。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究計画・方法に記述した通りに、次年度の研究費を使用する。
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