研究実績の概要 |
本年度は、ニコラス・カルドアに関する資料収集・理論と政策の研究を中心に行った。さらに最終年度のため、「カルドアと社会民主主義のヴィジョン-現代イギリス史を通じて」というカルドアの政策思想を整理しつつ、これまで研究してきた研究論文の発表・投稿を通じて、(1)カルドアの社会ヴィジョン、(2)カルドアを通じたLSEとケンブリッジの関係、(3)現代イギリスの政策思想とカルドアの政策論との関係、を明らかにした。具体的には、以下の二点である。 【1】物品 消耗品図書、事務用品、トナー、ノートなど当該研究の遂行のために必要な諸物品を購入した。 【2】研究会・学会参加及び発表 KIMURA, N.Kaldor on Expenditure Tax: Through J.S. Mill and J.M.Keynes, 木村雄一「ロビンズとカルドアの経済理論と企業の理論」第63巻第5号、埼玉大学紀要教育学部、「ニコラス・カルドアと経済成長・所得分配・支出税ー経済思想からのアプローチと分配」現代経済理論研究会、木村雄一「ロビンズvsケインズ」ケインズ学会、木村雄一「ジェイコブ・ヴァイナーと費用曲線」第64巻第1号、埼玉大学紀要教育学部
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