研究課題
若手研究(B)
本研究では地域イノベーションシステムに関するパネルデータを構築し、公設試験研究機関が地域イノベーションシステムにおいて果たす役割に関して以下の分析を行った。パネル推計から、公設試験研究機関の技術移転活動が一年のラグを持って企業のイノベーションに影響を与えるのに対して、大学研究が企業のイノベーションに影響を与えるのには五年のラグを要することが明らかとなった。また、推計結果は、公設試験研究機関は地域内産学連携には寄与しない一方、大学のリエゾンオフィスは地域内産学連携を促進していることを示している。
応用経済学