研究課題
若手研究(B)
出生率の歴史的な推移を説明するために次の2つの分析を行った。第1に、性差を組み込んだ二部門世代重複モデルを構築した。従来のモデルでは評価するのが難しかった様々なショックの効果などについての分析が可能になった。第2に、長期的な出生行動の変遷についてマクロ・データとミクロ・データの両方と整合的な経済成長モデルを構築しシミュレーション分析を行った。(i)出生率の逆U字型の推移(ii)前近代において成立していた家計間の所得と子ども数の正の関係が現代において消滅したことなどを再現することができた。
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瀬古美喜・照山博司・山本勲・樋口美雄・慶應-京大連携グローバル COE 編『日本の家計行動のダイナミズムIX-家計パネルデータからみた市場の質』
ページ: 239-265
KIER Discussion Paper Series
巻: vol. 834 ページ: 1-36
http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/DP/DP834.pdf.