研究課題
若手研究(B)
医師の地域偏在・診療科偏在の解消策を明らかにするため、内科医がへき地の医療機関のどのような勤務条件を重視するのかを定量的に把握した。その結果、様々な勤務条件の中でも特に勤務期間の短さ、当直回数の軽減、年間給与の増額を重視することがわかった。また、他の診療科から内科へ転科した医師は、内科への興味や魅力よりも、以前の診療科での長労働時間に不満があったために転科したことがわかった。医師が重視するこれらの勤務条件を改善することにより、医師不足の地域や診療科へ医師の就業を促す必要がある。