研究課題
若手研究(B)
課題1の「消費者が信頼を寄せる情報の検証」では、日本人にとって一番なじみのある食品かつ生で食べることからみかんを用いて学生と一般人を対象に、二酸化炭素量と価格から12回みかんを選ぶ実験と仮想調査を実施した。実験および調査の結果、食品を対象とした時も、一般的に環境意識の高い人は低い人に比べて二酸化炭素削減への価値は高い。さらに、仮想的な支払意志額が高くなるHypothetical biasの発生が確認されないことから環境に関しては実験と仮想調査との環境の違いが意思決定に影響を起こしにくいことが分かった。課題2の「生産者の安全確保努力の動学的検証」のための理論モデルでは、消費者と生産者の両者の努力によってリスクが決まるDouble moral hazardを考える。市場にリスク情報を提供するプロバイダーが存在する状況において、消費者と生産者の最大化問題および社会厚生を理論的に考察し、情報プロバイダーの存在は社会厚生的に重要であることを証明した。
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季刊家計経済研究
巻: vol.94 ページ: 62-71
医療経済研究
巻: vol.23, No.2 ページ: 111-127
Proceedings of APMS 2012 International Conference Advances in Production Management Systems, USB memory
ページ: 8