研究課題
若手研究(B)
本研究において研究代表者は,期待インフレ率についての理論・実証分析を行った.まず,候補者の選好が選挙制度でどのような結果をもたらすのか,モンテカルロシミュレーションを行った.小選挙区制度では経験則として知られる「3乗法則」よりも議席数は偏り,比例代表制度は概ね有権者の選好を反映する議席数となる結果を得た.次いで,期待インフレ率の回答者の分布が「混合分布」から生じているのではないかと考え,当てはめを行った.こうして得た期待インフレ率の系列は,合理性の検定の結果,一定程度の優位性が認められた.
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京都産業大学論集 社会科学系列
巻: 第31号 ページ: 57-73
巻: 第29号 ページ: 143-154
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009005090
http://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~aterai/