研究課題
若手研究(B)
本研究は、リオ・ティント社の事例によって資源企業の競争優位の要因を明らかにすることを目的とする。具体的には、買い手、鉱区の売り手といった交渉相手・競争相手との協調関係が資源企業の競争優位の要因であった、という仮説を検証する。特に買い手としての日本企業に注目する。検討の結果、ウラン、鉄鉱石、銅、原料炭のいずれにおいても長期契約が採用されて、それがリオ・ティント社の大規模な資金調達を可能としたことが分かった。1950年代・60年代については、工業国の資源需要の強さと資源企業の新規鉱山開発のための資金需要が背景となって、交渉相手・競争相手との協調関係が資源企業の競争優位の要因となっていた。
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Discussion Paper, Tohoku Economics Research Group
巻: No.302 ページ: 1-11
Discussion Paper, Tohoku Management and Accounting Research Group
巻: No.107 ページ: 1-22