研究課題
若手研究(B)
本研究は戦後日本の研究開発が実用化において優れた成果をもたらしたことに注目し、とりわけ戦後改革の影響を考察することを目的としている。日本の科学技術は第二次世界大戦において海外との技術交流が絶たれたために大きく遅れてしまった。しかし終戦後に海外から多様なルートで技術情報を収集し、戦後復興に役立てることができた。本研究ではそのなかでも技術者たちがPBレポートと呼んでいた技術資料の実態を明らかにして、それらが当時の日本の研究開発にどのように貢献したことを実証することができた。
近現代日本経済史・経営史