平成26年度は、本研究プロジェクトの最終年度であり、次の2つの事項について、研究を行った。 1.ビジネスデータ活用による経営意思決定を支援する分析手法・手順の開発と検証 実際の企業活動で蓄積されたPOSデータや受注データなどのビジネス情報を活用し、シミュレーション技法やデータマイニング手法などの経営科学情報技術を用いて,経営意思決定を支援する分析手法・手順の開発および有効性の検証を行った。 2.研究成果の国際・国内報告 平成26年度の研究検証の結果を研究成果として、学術論文3編(単著2本、共著1本)を学術雑誌に投稿し掲載した。受注データを活用し、ライフサイクルの短い新商品の需要予測に関する研究成果は、「International Journal of Computational Intelligence Systems (IJCIS)」学会誌Vol. 7に投稿し掲載した(単著)。また、POSデータなどの膨大なビジネス情報を利用したサービスレベル分析に関する研究成果は、名古屋大学大学院経済学研究科の機関誌「経済科学」Vol. 62に投稿し掲載した(単著)。さらに、オペレーションズマネジメントにおけるシミュレーション技術の応用事例を「Journal of Industrial Engineering and Management Innovation (JIEMI)」学会誌Vol. 1に投稿し掲載した(共著)。
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