研究課題
若手研究(B)
技術によるブレークスルーから長期的な収益を上げることが難しい昨今の状況で、企業の研究所は、市場の機会を見据えた研究を立ち上げることが求められている。しかし、市場のニーズが明確である研究に投資をするという方向性に流れる傾向が強く、研究所として新しい市場を生み出すような研究を否定することになりかねない。本研究では、二つの企業の研究所の調査で、研究者自身が研究の初期の段階からその後の全ての段階で、市場機会の検討・検証に積極的に関わり、そこから研究の方向性を柔軟に修正していくことを明らかにした。これは、研究を市場(応用、プル)か科学・技術(基礎、プッシュ)かの二分法で捉える以外の第三の方法につながる。
すべて 2012 2011
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)
システム/ 制御/ 情報
巻: vol.56, no 2 ページ: 57-64