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2012 年度 実施状況報告書

組織の公平性に関する体系的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23730361
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

三崎 秀央  兵庫県立大学, 経営学部, 教授 (30312763)

キーワード組織的公正 / 人的資源管理 / 戦略
研究概要

当該研究の目的は、組織行動論研究としては高い完成度にある組織的公正理論を、より経営学的な視点から発展させることにある。当該研究は、経営学、特に戦略論などの知見を援用しつつ、定性的・定量的実証研究の積み重ねを通じて、上述の課題を克服した、より体系的な理論的枠組みを構築することを目指すものである。
本年度は、文献研究によって分析枠組みを深化させるとともに、昨年度までに実施した2つの組織に調査のフォローの調査を実施することとしていた。この計画に従い、本年度は、戦略、イノベーション、人的資源管理、といった分野に関する文献研究を実施し、分析枠組みをより強固なものにすることができた。また、2社を対象とした集中的なインタビュー調査を実施し、理論的な枠組みを発展させるための知見を得ることができた。
本年度の研究によって、当初より意図していた通り、戦略と組織的公正との間には、明らかに関連性があることが明らかになった。特に、経営陣の提示する戦略的なメッセージと、継続的な施策が、公平な組織を形作るうえで重要な役割を担っていることが明らかとなった。
本年度は、これらの知見の一部として、「組織的公正からみたダイバーシティマネジメント」『研究紀要』公益財団法人兵庫県人権啓発協会を公表論文として交換することができた。本論文では、戦略的意思決定が組織における基準を提示し、それが従業員に受け入れられるプロセスを2社のケースをもとに示すことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画に沿って、調査等も進展している

今後の研究の推進方策

今後の予定としては、これまでに蓄積してきた調査データと、追加的な調査によって、最終的な成果をまとめる。

次年度の研究費の使用計画

計画通り、文献収集と調査のための経費を中心に使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 組織的公正の観点から見たダイバーシティ・マネジメント2013

    • 著者名/発表者名
      三崎秀央
    • 雑誌名

      研究機用

      巻: 14 ページ: 27-54

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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