研究概要 |
本研究の2年目にあたる平成24年度は、新興国の研究開発(R&D)に注目して研究調査を行った。とりわけ、中国などの新興国の特許出願数が先進国のそれを追い抜くほどに急増しており、その要因を分析した。 その成果報告の場として、2012年6月IABE学会(イタリア)、2012年7月多国籍企業学会(創価大学)、2012年7月国際ビジネス研究学会(早稲田大学)、2012年10月東アジア経営学会国際連合(中国)にて研究報告を行った。 また、論文としては、荒井将志・楊 陽(2013)「アジア新興国多国籍企業の技術開発力とR&D人材--特許分析による開発人材の国際比較研究--」『アジア経営研究』 第19号、2013年6月、(査読有り)(掲載決定済み)および Arai, Masashi and Uchida, Yasuro (2012) "Pitfall of the International Standardization Process: The Consensus-based Standard in the Japanese Manufacturing Industry", International Journal of Business Research, Vol.12, Number 2, IABE, June 2012, ISSN:1555-1296, pp.23-43(査読有り)の二本にまとめてある。 なお、4年間の本研究の進捗状況としては、概ね計画通りに進んでいる。しかし、より研究における新発見やインパクトという面においては、残り2年間でさらなるチャレンジと研究の深化をしなければならないと考えている。
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