1) 知的財産権の保護に取り組むソフトメーカーのコーペティション戦略を分析した.そこでは,そうした取り組みへの投資が個別のメーカーによってなされるよりも業界団体を通じた協調的な投資の方が有益であることを明らかにした.最終的な研究成果は,海外の専門誌に掲載されている. 2) 広告投資の観点から補完製品企業のコーペティション戦略を分析した.望ましいコーペティションが市場規模に依存するという分析結果をコーペティション戦略の国際会議で報告を行ったものの,モデル分析に関して大幅な改訂の余地が残されている. 3) 書評を海外の専門誌に掲載した.家庭用テレビゲーム業界の事例を用いて,そこでの議論を発展させたい.
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