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2013 年度 実施状況報告書

ソーシャルメディアマーケティングに関する実践論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 23730402
研究機関首都大学東京

研究代表者

水越 康介  首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (60404951)

キーワードマーケティング / ソーシャルメディア / 本質直観 / 実践
研究概要

本研究では、ソーシャルメディアマーケティングの理論的・実践的可能性について、実践研究の知見から考察する。ソーシャルメディアはマーアケティング活動において必須のツールになっており、その効果について多くの研究が進められている。しかし一方で、そのマーケティング理論そのものに対するインパクトについては、ほとんど議論されていない。本研究では、近年社会科学領域全般で注目される実践研究の知見を用いることで、ソーシャルメディアを捉えなおすことを試みる。
研究3年目となった本年は、これまでの知見を本質直観という実践研究に関わる知見と結びつけることで、新たなマーケティング・リサーチのアイデアとして議論した。マーケティング上のソーシャルメディアの利用の多くが、外部から情報を集めて分析しようとしていることを批判的に捉え、むしろそうした外部世界を重要だと見なす自分たちについてこそ、考察する必要があることを確認することができた。
事例研究としても、引き続き多くの企業へヒアリングを行ない、この数年におけるソーシャルメディア利用の変化を確認した。ユーザーのリテラシーが向上する中で、企業もまたソーシャルメディアと向き合う術を身につけ、それらを一つの日常として認識し、その中でさまざまなマーケティング施策が構築されていることを確認することができた。
また、グローバルな研究を推進すべく次年度に向けた研究準備も進めた。これまでの研究成果をもとにしつつ、グローバルを見据えた研究を最終年度に進める。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

当初の予定よりはやく、書籍としてまとめることができた。また、次年度の海外研究に向けて準備を進めることができた。

今後の研究の推進方策

最終年度として、予定通り研究を進める。復その成果の公開も進める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2014 その他

すべて 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] ブランドコミュニティ論から捉えるソーシャルメディアの可能性

    • 著者名/発表者名
      水越康介
    • 学会等名
      消費者行動研究学会
    • 発表場所
      法政大学
  • [図書] 本質直観のすすめ。2014

    • 著者名/発表者名
      水越康介
    • 総ページ数
      251
    • 出版者
      東洋経済新報社
  • [備考] ビジネスインサイトを捉える本質検証型思考 新しいマーケティング・リサーチの基本的アイデア

    • URL

      http://www.mizkos.jp/ojm2013-3.pdf

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公開日: 2015-05-28  

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