本研究では、メーカー以外を含む多様な市場参加者が影響を及ぼす中で、新たな製品カテゴリが生成・変化する社会的プロセスを、詳細に分析し、理解することを目的としていた。(a)既存研究における知見の整理、(b)製品カテゴリの生成・変化についての経験的研究、(c)理論的考察と研究成果の公表、の3つの柱としたが、それぞれ書籍(共著)、論文(単著・共著)、国内外の学会での研究発表を通じて、成果を残すことができた。とりわけ、顧客参加に基づく価値創造プロセスと、結果としての市場の共創プロセスについて、理論的および記述的な研究成果を残した。
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