研究課題
若手研究(B)
本研究はアメリカ合衆国における「多人種コミュニティ」の歴史的形成過程を、1940年代後半から50年代に至るロスアンジェルスの日系人、黒人、メキシコ系などのあいだの集団間関係の構築に注目して分析したものである。その結果、既存の二集団の関係にもとづく「同化」理論の枠組は不十分であり、(1)アメリカ社会の人種エスニック関係の言説編成のなかでの位置づけ、(2)地域レベルで複数の人種エスニック集団が市民的な連携関係を構築する過程、(3)当該エスニック集団と出身国との結びつきの重層として、「多人種コミュニティ」が形成されることが明らかになった。
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立命館言語文化研究(立命館大学国際言語文化研究所)
巻: Vol.25、No.1 ページ: 91-103
立命館国際研究(立命館大学国際関係学会)
巻: Vol.25、No.2 ページ: 1-15
The Japanese Journal of American Studies (日本アメリカ学会)
巻: Vol.22 ページ: 193-312