本研究は、ひとり親家族の社会的自立に向けた総合的研究である。特に、近年のワークフェア政策における一つの政策ターゲットである母子家庭等のひとり親家族を対象にし、就労・生活・子育て等の課題を明らかにすることにより、総合的なひとり親家族支援の政策形成に寄与することを狙いとしたものである。研究初年度の平成23年3月11日の東日本大震災の発生により、当初予定していた研究計画の変更を余儀なくされ、震災によって困難をかかえる家族と子どもに焦点をあて研究をすすめることとした。 その研究成果として、『大震災と子どもの貧困白書』など一連の著書・論文等を出すことができた。
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