研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、児童養護施設経験者が「今はやれている」あるいは「やっていける」思いを抱いて主体的に自分の人生を生きていくための支援として、児童養護施設における職員のかかわりが与えた影響を検討することである。分析の結果、児童養護施設経験者の語り及び人生曲線から、「施設入所理由の理解」、「担当職員の変更」、「退所時の支援」時の職員のかかわりが重要であることがわかった。また、人生曲線の揺らぎを支えるものとして、「職員との愛着形成」、「施設との関係」があることがわかった。
児童福祉