本研究は、①子どものパーマネンシー保障を可能にする里親認定のアセスメントのあり方、②児童相談所と児童養護施設の連携に基づく「親育ち支援としての里親研修プログラム」のあり方を探ることを目指して取り組んだものである。研究代表者は、児童養護施設の家庭支援専門相談員や里親支援専門相談員に実践現場での専門的知見に基づく助言を受ける中で、「里親の親育ちを支援するための専門職連携に基づく情報共有システム」の構築を目指してきた。その成果として、「社会的養護で育つ子どもたちの養育の連続性を保障するための専門職の援助の視点」を明らかにしたうえで、ICTを活用した情報共有システムの構築に至った。
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