研究課題/領域番号 |
23730568
|
研究機関 | 旭川大学短期大学部 |
研究代表者 |
清水 冬樹 旭川大学短期大学部, その他部局等, 助教 (80459833)
|
キーワード | 就労支援サービス / 子ども支援 / 母子世帯 |
研究概要 |
平成23年度は学会発表における調査枠組みの確認と,就労支援サービスを利用している母親たちに対するアンケート調査を実施した.就労支援サービスを利用している母親たちに対する量的調査は,これまで丹波(2008)以外には見られず,その実態はまだまだ明らかにしなければならないことが多い.本調査では,就労支援サービスを利用する母親たちの生活実態を明らかにするものである. 調査の実施に際して,3つの就労支援サービスを供給している機関から協力を得ることができた.調査票作成に際して,協力機関からの助言を多く得ることができ,かつ当事者によるレビューも得ることができた. 調査は平成23年11月から12月にかけて実施をし,その後アンケートの入力を終え,単純集計を出すところで平成23年度の研究は終了をした.単純集計結果について,特徴的なこととして,保育所を利用している割合は約半数であったこと,8割が独居母子世帯であったこと,全国調査等に比べ,相当若い母親たちが就労支援サービスを利用していることなどが明らかとなった.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り研究は進んでいる.
|
今後の研究の推進方策 |
多変量解析は平成25年度に入り実施する予定であり,その際学会発表以外に,当事者によるレビューやその他エキスパートレビューの実施し,報告書を作成する.
|
次年度の研究費の使用計画 |
学会発表を2回行い,その成果を踏まえた上で報告書の作成,並びに学術雑誌への投稿を予定している.
|