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2013 年度 実績報告書

生活支援を基盤とした母子世帯への就労支援のあり方に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23730568
研究機関旭川大学短期大学部

研究代表者

清水 冬樹  旭川大学短期大学部, その他部局等, 助教 (80459833)

キーワード親族サポート / 母子世帯 / DVの影響
研究概要

今年度は、昨年度実施したアンケート調査結果の分析を行った。その結果、次のことが明らかとなった。1つは、就労支援サービスを利用している母親たちは、働くこと以外の生活問題を多く抱えていること、2つ目にDVの影響が母親にとって計り知れない大きいものであり、母子世帯のWell-beingを脅かしていることが明らかとなった。
母子世帯支援の現状を見ると、総合的に支える仕組みが見られないことから、ワンストップサービスが提供できる相談機関の創設なり、福祉事務所等に専門職の配置が求められる。また、母親たちが抱える生活問題の中には、親戚との関わりを拒んでいる場合がある。調査結果では明らかにできないが、母親自身の親子関係の困難さがあるように考えられる。就労支援サービスの窓口に対するヒアリング調査では、親族からの支えが得られないのかどうかを確認しているという声が多く聞かれたが、それを強要することは、かえって母親たちを追いつめてしまうことにつながる可能性があることを指摘した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2014 2013

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 母子世帯支援における保育課題 保育現場における母子世帯支援の実際と課題を顕在化させる試み2014

    • 著者名/発表者名
      清水冬樹
    • 雑誌名

      子どもロジー

      巻: 18 ページ: 不明

  • [雑誌論文] 母子世帯の子どもへの支援に関する研究 生活保護受給母子世帯に対する自立支援プログラム開発を参考に2014

    • 著者名/発表者名
      清水冬樹
    • 雑誌名

      福祉社会開発研究

      巻: 6 ページ: 59-68

  • [学会発表] 保育所保育における若い母子家庭への支援に関する研究 保育者の母子家庭に対する認識に着目して2014

    • 学会等名
      日本保育学会
    • 発表場所
      大阪保育総合大学
    • 年月日
      2014-05-17
  • [学会発表] 母子世帯支援における保育課題 保育現場における母子世帯支援の実際と課題を顕在化させる試み2013

    • 著者名/発表者名
      清水冬樹
    • 学会等名
      北海道子ども学会
    • 発表場所
      北星学園大学
    • 年月日
      20130727-20130728
  • [学会発表] 生活支援の基盤とした母子世帯支援のあり方に関する研究(その2) 就労支援を利用している母親たちに対するアンケート調査結果の考察2013

    • 著者名/発表者名
      清水冬樹
    • 学会等名
      日本子ども家庭福祉学会
    • 発表場所
      立正大学
    • 年月日
      20130531-20130601

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公開日: 2015-05-28  

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