研究課題
若手研究(B)
個人の心理傾向(特に自己の独自性を追求する傾向)と社会環境の関係についての2調査を実施した。調査1では、社会環境の影響を示す自然実験として、同一人物の心理傾向が、関係流動性の高いソーシャルネットワーキングサイト(SNS)と低いSNSで、異なる結果につながることを示した。具体的には、関係流動性の高いSNSほど、自己表現動機が社会的成功につながりやすいことが示された。調査2は、心理傾向の文化差が、どのような集合単位で見られるかを検討した。複数の心理尺度を用いた調査の結果、都道府県では文化差がほぼ見られなかった。一方、市区町村レベルでは、謙遜行動に差が見られ、その差は関係流動性によって説明された。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (21件) 図書 (5件) 備考 (1件)
マーケティングジャーナル
巻: 33 ページ: 108-126
PLoS ONE
巻: 9 ページ: e91975
組織科学
巻: 46 ページ: 45-55
Journal of Experimental Social Psychology
巻: 49 ページ: 741-746
Journal of Cross-Cultural Psychology
巻: 45 ページ: 137-153
心理学評論
巻: 55 ページ: 47-63
Evolutionary Psychology
巻: 10 ページ: 352-370
社会技術研究論文集
巻: 8 ページ: 194-203
北海道心理学研究
巻: 34 ページ: 21-33
http://kokoro.kyoto-u.ac.jp/en/cultureko_net/takemura.html