研究課題
若手研究(B)
多すぎる選択肢は,時として選択結果に対する満足度の低下を引き起こす(選択のパラドクス)。本研究では,選択の環境要因および個人特性要因が,選択のパラドクスに与える影響を検討した。実験の結果,参加者は選択肢数が多い環境をより魅力的と評価した一方で,選択結果の満足度に対しては,選択肢数が多い場合でも,少ない場合と同程度の評価となることが明らかにされた。さらにこの現象は,選択肢の提示から選択までの間に時間的遅延が生じる場合や,選択を最大40回まで繰り返し行った場合でも頑健に認められることが確認された。
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立正大学心理学研究所紀要
巻: 12号 ページ: 87-92