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2012 年度 実績報告書

DIFを利用したテストの公平性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23730602
研究機関東北大学

研究代表者

熊谷 龍一  東北大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (60422622)

キーワードDIF / 項目反応理論 / 項目応答理論 / 特異項目機能
研究概要

平成24年度は,研究代表者が提案してきた特異項目機能(DIF)の検出方法(これは前年度の研究成果としてまとめられ,「熊谷龍一 (2012). 統合的DIF検出方法の提案-“EasyDIF”の開発-,心理学研究, 83(1), 35-43.」として学術雑誌に掲載された)について,実際のテスト等のデータへの適用から,その有効性や問題点を焦点化することが行われた。これについては,日本語教育・英語教育などの言語教育の現場で広く利用されているcan do statements(学習者の言語行動を「~できる」の形式で記述した自己評定尺度:CDS)への適用に関する研究により,大きな成果が得られ,それぞれ,「熊谷龍一・野口裕之 2012 日本語Can-do-statementesに対する拡張型DIF分析の試み 2012年度日本語教育学会秋季大会予稿集,251-252.」,「斉田智里,熊谷龍一 2012 英語Can-DoリストのDIF分析の試み,第38回全国英語教育学会愛知研究大会発表予稿集,316-317.」として,学会発表を行うに至った。
研究期間全体として,DIF分析における新しい手法の提案と普及(査読付論文1編,自作計算プログラムの公開),国内外の研究者との情報交換による理論の洗練化,そして実際のデータへの適用事例(学会発表4本)といった成果が得られ,2年間の研究成果としては十分なものとなった。本研究により,心理学分野で広くDIF分析が活用されるための端緒を示すことができた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 統合的DIF検出方法の提案-“EasyDIF”の開発-2012

    • 著者名/発表者名
      熊谷龍一
    • 雑誌名

      心理学研究

      巻: 83 ページ: 35-43

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本語Can-do-statementesに対する拡張型DIF分析の試み2012

    • 著者名/発表者名
      熊谷龍一,野口裕之
    • 学会等名
      2012年度日本語教育学会秋季大会
    • 発表場所
      北海学園大学
    • 年月日
      20121013-20121014
  • [学会発表] 英語Can-DoリストのDIF分析の試み2012

    • 著者名/発表者名
      斉田智里,熊谷龍一
    • 学会等名
      第38回全国英語教育学会愛知研究大会
    • 発表場所
      愛知学院大学
    • 年月日
      20120904-20120905
  • [備考] 項目反応理論(IRT)とEasyEstimationのページ

    • URL

      http://irtanalysis.main.jp/

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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