学校インターンシップへの参加を通した学生の成長を検証した本研究では、学生が大学で学ぶ知識(「学問知」と呼ぶ)を、社会実践の現場で蓄積される知識(「実践知」と呼ぶ)と関連づけることで、社会実践と結びついた独自の解釈を行える能力育成のための教育実践のあり方について検証を行った。分析の結果,インターンシップ経験には、両知見を生産的に結びつける「共創的越境」と呼ぶ交流に参与する能力を促進する効果があると認められた。さらに,この共創的越境を学生が持続的に実現し得る能力を育成するための,大学における教育プログラムの開発・実施も行った。
|