研究課題
若手研究(B)
既視体験とプルースト現象についての質問紙調査と半構造面接調査を実施し、自伝的記憶の想起体験について探究した。既視体験の分析より、自伝的記憶の確信度と精神病理に対する「守り」の機能の関連が示唆された。また、プルースト現象の分析より、臨床場面で生じる記憶想起体験は不完全な想起が生じやすいことが明らかになった。それはこころに未だ統合されていない部分の「私」の記憶が訪れた瞬間であると考えられ、治療的契機として重要であることが示唆された。
すべて 2013 2012 2011
すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)
大阪府立大学大学院人間社会学研究科心理臨床センター紀要
巻: 6号 ページ: 53-60
巻: 5号 ページ: 21-28