研究課題
若手研究(B)
本研究は、自殺ハイリスク地で保護された自殺ハイリスク者の実態とその心理的特徴の把握、及び支援の在り方を提示することを目的とした。インタビューを通じて自殺ハイリスク地を訪れる心性には、「死の確実性」、「郷愁の念」、「死後の配慮」、「存在の消失」があること、心理検査の結果では、抑うつの程度の強さ、思考の障害、自尊心の低さが示された。居場所の提供と細かな支援によって、多くの者が社会復帰を果たしている。