次年度の研究費の使用計画 |
H24年度は、研究代表者の所属変更のため、乳児を対象とした行動実験は、国内外の研究協力者(中央大学山口真美教授、米国Minnesota大学Prof. Albert Yonas、ドイツBonn大学Priv.-Doz. Michael Kavsek)と共に実施する必要がある。このため、大きな支出として、研究代表者の出張費が多く必要となる。具体的には、交通費・宿泊費を含めて、国内出張は1回50,000円、国外出張は1回300,000円とし、国内出張は打ち合わせと学会参加を含め約2ヶ月に1回の計6回、国外出張は打ち合わせと学会参加を含め計3回を予定している。また、本研究では、異なる視点からの静止画像の統合について調べることを目的の一つとしているが、H23年度に実施したコンピュータグラフィックを用いた予備実験において、刺激ごとにバラつきが見られた。この点について議論を重ねたため、繰越金が発生した。刺激の改善について、H24年度は、動画を撮影し、それを静止画に加工した刺激を用いることを検討している。このため、刺激作成のためのビデオカメラ(80,000円)およびグラフィックソフト(100,000円)の購入を予定している。また、刺激の輝度・コントラストおよび空間周波数の影響を調べるために、画像解析のソフト(100,000円)が必要となる。そして、このような解析を可能にする性能を有するコンピュータ(300,000円)が必要となる。その他、論文投稿のための英文校閲の謝金、論文が掲載された場合の掲載費および抜き刷り印刷費、データ保存用DVD-Rなどの消耗品費、被験者および研究協力者とのやりとりのための郵送費(70,000円)が必要となる。
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