研究課題
若手研究(B)
本研究では、ラットの時間評価(秒から分程度の時間の長さの判断)における背側線条体の役割について検討した。背側線条体へのNMDA型グルタミン酸受容体阻害薬の投与により、時間の長さの記憶形成が障害された。一方、時間の長さの記憶を形成する際には、背側線条体のc-Fos遺伝子発現が高まった。これらの結果は、背側線条体が時間の長さの記憶形成に重要な役割を果たしていることを示唆している。
実験心理学