本研究では、教師は授業をどのようにデザインし、実践していくのかを研究課題とした。当初の予定から発展して、PDCAサイクルを活動モデルにした授業研究を導入した国外での研究協力を得てアクションリサーチを行った。 継続的に学校に関与することで実際の授業観察だけでなく、協力者と数学理解のあり方、授業研究の目的について継続的な協議を行った。協議を通して、協力校は授業改善の方向性と授業観を学校全体として見直し改善に至っている。一方、申請者は、授業展開の設計の前に、教材理解や教授・学習に対する理解を深める「プレプラン」のフェイズの必要性を指摘し、同校の研修に提案した。
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