研究課題
若手研究(B)
コメニウスの教育思想の根幹には、神が創造した世界そのものを「神の書物」として捉える世界観と、神の三書(=世界・人間・聖書)を読み学ぶ存在としての「人間」観、そして、神の三書を読むために人間が人間のために書き続け・書き直していく書物、という根源的な書物論があることを明らかにした。近代教育において高く評価されてきた『世界図絵』等のコメニウスの教科書は、増え続ける書物と知をどのように取捨選択し、再構成し、伝えるのかという初期近代の知の再編という文脈におけるコメニウスの一つの回答であったといえる。
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博士論文(学位取得 2013年3月5日 日本女子大学 乙 第58号)