平成24年度の研究成果をもとに、教職員による政策に対するアプローチの把握を行った。具体的には、多くの教職員が、政策をただ従順に実施しているのではなく、プラグマティックなアプローチを取り、現実的な観点から状況に応じた感覚を持って働いていると言えることから、「中央・地方の政策」と「学校現場の取り組み」のギャップは、政策過程には固有のものであり、それ故、政策意図と学校現場の認識の差のギャップの程度を分析し、なぜそれが起きるかを説明するための資料・データ収集を行い検討した。そして、これらの過程で学校経営がどのように行われ、ているのかについて、スクールリーダーシップと学校ミドル施策の各施策の展開に着目して、校長や教員による学校経営の展開を考察した。
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