研究課題/領域番号 |
23730738
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
遠藤 貴広 福井大学, 教育地域科学部, 准教授 (70511541)
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キーワード | 真正の評価 / アカウンタビリティ / コンピテンス / 省察的探究 / 組織学習 / 教員養成スタンダード / 教職実践演習 |
研究概要 |
所属機関の教員養成スタンダードがDeSeCo以後の能力と評価の理論を踏まえた枠組みで策定され、2011年度新設の「教職実践演習」を始め、所属機関の教員養成カリキュラム全体がこのスタンダードに基づいた取り組みとなり始めた。2012年度は、この取り組みを継続させると共に、取り組みの中間報告として、日本教育方法学会第48回大会等で発表を行い、研究論文にもまとめている。 海外調査として、2012年度は9月に米国カリフォルニア州ロサンゼルス市に滞在し、困難な状況にありながらも新しい能力の形成とその評価に取り組んでいるYouthBuild Charter School of California等を訪問し、新たな教育実践の在り方を探った。 さらに2012年度に入って、既存の教育学自体を問い直す必要性にも迫られるようになり、戦後教育学批判を検討する研究も重ねた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
特に教員養成に関わる実践研究が当初の計画以上に進展しており、様々な学会や他大学からの注目も大きくなったため。
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今後の研究の推進方策 |
政権交代後の教員養成制度改革に注目しつつも、これまでの取り組みの進展を持続させることに努める。
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次年度の研究費の使用計画 |
おおむね当初の計画の通りだが、今後の事例検討に資する資料の作成に多くの予算をあてたい。
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