研究実績の概要 |
2013年度までに行われた実践を一つの到達点とし、その理論的位置付けを論文等にまとめ、発表を行った。 具体的には、所属機関の教員養成スタンダードの特質を、DeSeCo(Definition and Selection of Competencies: Theoretical and Conceptual Foundations)のコンピテンス概念を手がかりに明らかにした上で、そのスタンダードと連動した所属機関の教員養成カリキュラムの特質を、2000年以降の学習論を踏まえて明らかにし、「実践コミュニティの変容過程としてのカリキュラム」という新たな視点を提起した。 また、DeSeCoのキー・コンピテンシーの中核に位置付いている「省察性(reflectivity, reflectiveness)」に注目し、省察の深さとその評価について、特に批判的省察の視点から理論的整理を行った上で、「熟議的コミュニケーションとしての評価」という新たな視点も提起した。 さらに、ATC21S(Assessment and Teaching of 21st-Century Skills)の中で強調されている「学習が同時に伴う(concurrent)状況に埋め込まれた(embedded)変容的な(transformative)評価」という視点と、上記実践を通して本研究初年度(2011年度)から提起している「協働的な省察的探究としての評価」という視点との共通点に着目し、新たな学習評価の在り方をめぐる問題提起も行った。
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