研究課題
若手研究(B)
本研究は、近世において村役人などを勤めた地域の指導者や「学制」成立期の小学校教員を対象とし、近世までの学習履歴が近代における彼らの職業転換や学習におよぼした影響について、3つの事例を通して検討した。事例対象者らは、新しい職務に就いたことで、近世とは異なる学問を身につけることになったが、その際近世までに修得した学問や学習環境(書籍などの物的環境や学問を取り巻く人間関係)を活かしていたことを実証した。
日本教育史