(1)基本プログラムを用いた研究にて、評価する側である各種ステークホルダにとって合理的な状況が創発した。評価という一種の負荷を大学に与え、目に見えるエビデンスを求め続けると、評価する側のリテラシーにかかわらず、実力があり、かつその実力を第三者に向かって正確に見せることのできる大学が生き残った。(2)応用プログラムを用いた研究にて、ステークホルダの移動性があれば、ステークホルダの評価リテラシーが高まり、万能大学のみならず、一部分にすぐれた実力をもつ大学も、そのすぐれた部分に着目して見極めることのできるステークホルダとマッチングし、多様な大学・ステークホルダがバランスする可能性が示された。
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