研究課題/領域番号 |
23730777
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
佐喜本 愛 九州産業大学, 国際文化学部, 講師 (90552216)
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キーワード | 奉安殿 / 小学校 / 学校化社会 |
研究概要 |
・本年度は、これまで滞っていた北部九州地区学校文書の調査を実行する予定だったが、先方の都合により、またもや調査時期を延長せざるを得なくなった。こうした事態から、改めて九州地区の県教育史など教育史関連書籍を購入、先行研究の整理を行い、研究対象地区を福岡地区から大分地区へと切り替えることとし、大分県立図書館・公文書館での調査を実施した。特に公文書館では、昭和初期における奉安殿建設関連の史料が小学校に限らず残されており、その史料撮影を徹底して行い、その後はデータ管理・保存につとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
・調査依頼を確約していた各学校で「個人情報を所持する学校文書」開示に対する方針が学校関係者の間で二転三転し、調査時期の延長支持が相次いだため。 ・調査対象地区における学校改築工事等によって、閲覧可能時期が変更となったため。 以上の点において調査延期を余儀なくされ、予定していた史料群がそろわず、研究を進めることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
・平成26年度では、平成25度に実施できなかった北部九州地区(筑豊方面)における奉安殿建設に絡んだ学校文書所蔵の史料調査を実施する。その調査で得た史料群のデータ整理を徹底し、それらを元に奉安殿に関する分析を実施する。 ・科研費最終年として、これまでの成果をまとめ、報告書として提出する。
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次年度の研究費の使用計画 |
・調査依頼していた北部九州地区の各学校で「個人情報を所持する文書」開示に対する方針が定まらず、調査時期延長を余儀なくされ、調査を実施することができなかったため。 ・上記と並行して同地区で学校改築工事が進み、保存管理の関係で閲覧時期が平成26年度以降となったため調査に入ることができなくなったため。 ・平成25度に実施できなかった北部九州地区(筑豊方面)における史料調査を実施するための費用にあてたい。また、前年度まで福岡地区での調査が滞ったため、近隣の大分県に調査対象を切り替えたので、それらの調査を延長する費用とする。 ・科研費最終年として、これまでの成果をまとめ、報告書を作成する費用に充てたい。
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