研究課題
若手研究(B)
本研究は、植民地における教員が、従来の研究によって、植民地教育の担い手といったいわば媒体としての側面のみによって位置づけられてきた点を問題とし、教員集団内部の多様性の解明、実態に即した位置づけの再検討を行なったものである。その結果、朝鮮における教員の存在が、教育を支配強化のツールとした植民地権力の一部であったと同時に、それを内側から綻ばせるアンビヴァレントな集団でもあったことを初めて実証的に解明し、従来の教員史研究に一石を投じた。
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学校教育研究
巻: 第1号 ページ: 1-23