本研究課題の目的は次の2点であった。(1)政府の公的統計や自治体の各種統計調査のうち研究利用可能なものを収集し、定量的な実証分析に耐えうるデータセットを構築すること。(2)(1)で収集したデータセットから、日本の各種教育政策の影響についての実証分析を行い、最適な教育資源配分についての客観的な基礎資料を提供すること。 研究成果は以下の2点である。(1)のデータ収集過程において、文部科学省・国立教育政策研究所の共同実施による「全国学力・学習状況調査」に関するデータセットを構築することができた。(2)(1)のデータセットから、初等中等教育段階の学力と学校投入資源との関係性について実証分析を行った。
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