日本語テキストの読み支援を行うシステムの開発と評価を実施した。読者の視線や指先の動きに応じて文章をハイライト表示するという仕組みを用いることで、読者によって異なる読みの特徴に応じて動作を変更できるものとした。研究の前半では実験用視線計測装置を用いてハイライト表示を付加した日本語テキストを読んでいる最中の視線の動きを解析し、表示の適切な位置およびタイミングを明らかにした。後半では明らかにした知見を基に民生用視線計測装置を利用した支援システムの作成を行った。近年の計測装置の発展により、使用する装置を度々変更したこともあり、現時点でシステムの完成には至っていないが、引き続き開発を継続する。
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