最終年度は、主にこれまで得られた成果を公表するために論文作成と論文投稿、発表を行った。 昨年度、視覚と聴覚を同時に注意を維持するクロスモーダル条件下において自閉症スペクトラム障害のある子どもで注意の切り替えが難しいことを見出し論文を投稿した。本年度はこの論文を改稿し再投稿した結果、Research in autism spectrum disorders誌に掲載された。加えて、これらの研究知見も含め、広く自閉症スペクトラム障害の注意特性を知ってもらい、教育現場での指導の示唆をもたらす目的で「自閉症スペクトラム障害の知覚・認知特性と代償能力」という題目で特殊教育学研究に投稿し、受理された。
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