研究課題
若手研究(B)
力学系は大きく双曲力学系と非双曲力学系に分類される。双曲力学系は、相空間の各点で“伸びる方向と縮む方向に分離可能な系”であり、少なくとも幾何学的立場ではSmale以降の研究によってかなり理解が進んでいた。本研究では双曲性が崩れた力学系を系に埋め込まれた不安定周期軌道解析を用いて特徴づけた。(1)非双曲性が強い状況(力学系のクライシス現象が発生する近傍)(2)双曲型構造が徐々に壊れる様な状況、を調べ、そこで得られた知見に基づいて(3)非双曲力学系に対する不安定周期軌道展開の構築を行った。
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九州大学応用力学研究所研究集会報告「非線形波動現象の拡がり」
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http://www.cm.hit-u.ac.jp/~saiki