誤り訂正系列符号はGF(q)の元の巡回系列で、そのk部分列の集合が符号となるもので、M系列もその例となっている。M系列を生成する原始既約多項式は、ド・ブライン系列を係数とするのが理想的だが、ド・ブライン系列となるための組み合わせ論的な条件と、原始多項式となるための代数的な条件を同時に満たす列はGF(3)上以外では存在できない。最適解が存在しないところで、1つパラメータを下げたところでの解の状況について調べ、具体的な解の無限列を作成した。よい系列が存在しない場合に、M系列と同様の方法で2つの原始多項式の積から生成すると、より良い誤り訂正符号系列が生成できる場合があることを示し、構成法を拡張した。
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