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2012 年度 実施状況報告書

計算ホモロジーの医療画像診断への応用

研究課題

研究課題/領域番号 23740084
研究機関旭川医科大学

研究代表者

寺本 敬  旭川医科大学, 医学部, 准教授 (40382543)

キーワード応用数学 / 計算トポロジー / マイクロCT
研究概要

大規模臨床医療データから本質的な情報を抽出する定量的な構造解析ツールの確立がもとめられている. 本研究では, ウサギ腱移植モデルのマイクロCT データから, 骨梁構造の連結性を示す位相不変量として, ベッチ数を定量的に計算した.
靭帯再建術における移植腱周囲の骨孔拡大を抑制するために, 手術時に投与する骨粗鬆症の治療薬の効果について評価した. データをグレースケールに変換し, 画像処理ライブラリを実装したソフトウェアプログラムを作成した. また並列化, 可視化ライブラリを組み合わせて実用性を高めた. 連結性を評価するために従来用いられたオイラー数に比して, 3 成分ベッチ数を用いることで多変量解析が可能となり, より信頼性の高い統計的解析が可能となった.
日本医用画像工学会, 及び応用数学合同研究集会において, 腱移植モデルにおけるマイクロCT画像のトポロジー解析についての研究成果を発表した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当該年度内に研究代表者が, 申請時の千歳科学技術大学から現在の旭川医科大学に異動し, 新職務の準備, 及び建物の改修工事によって研究環境の再整備に時間がかかっています.

今後の研究の推進方策

研究協力者との情報交換と議論を重ね, 異分野研究者間での相互理解を深めます. 解析データ数を増やし結果の信頼性の高め, それらの研究成果の学会発表, 及び国際的な論文発表を積極的に進めます. また医科大学に異動したことにより, 学内での研究協力機会について検討を始めます.

次年度の研究費の使用計画

研究協力者の招聘, 及び訪問, また研究成果発表の為の旅費, 及び計算機ワークステーション設備の更新の為の物品費に使用を計画しています.

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 腱移植モデルの医療CT画像への計算トポロジー2012

    • 著者名/発表者名
      寺本敬, 櫻井泰良, 神谷武志, 新城宏隆, 山口浩
    • 学会等名
      2012年度応用数学合同研究集会
    • 発表場所
      龍谷大学
    • 年月日
      20121220-20121222
  • [学会発表] 腱移植モデルにおけるマイクロCT画像のトポロジー解析2012

    • 著者名/発表者名
      寺本敬, 櫻井泰良, 神谷武志, 新城宏隆, 山口浩
    • 学会等名
      第31回日本医用画像工学会
    • 発表場所
      JA北海道厚生連札幌厚生病院
    • 年月日
      20120804-20120805

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公開日: 2014-07-24  

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