高次元データについての検定法の非正規分布に対する頑健性の研究

2011 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 23740085
• 研究機関: 統計数理研究所
• 研究代表者: 山田 隆行 統計数理研究所, リスク解析戦略研究センター, 特任助教 (60510956)
• 研究期間 (年度): 2011-04-28 – 2013-03-31
• キーワード: 国際情報交流

研究概要

1標本の平均の検定について、母集団分布として非正規分布を仮定したときに、正規分布を仮定したときに得られた検定法がそのまま使えるものでないことを証明し、修正案を提案した。その結果を今論文の投稿準備を行っている。さらに共分散行列の構造についての検定法についても頑健でないことを示し、修正案を提案した。これについても論文の投稿準備を行っている。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究のアイディアが出ず、時間がかかってしまった。

今後の研究の推進方策

一標本問題から多標本問題への拡張を考えている。

次年度の研究費の使用計画

国際学会での発表や海外の研究者の師事を仰ぎに行くための旅費としての使用を考えている。