研究課題
若手研究(B)
本研究では, 消散型波動方程式に代表される, 弱消散項を含む一連の非線形偏微分方程式の時間大域可解性と非線形項の影響の関係性について研究を行った. 特に, 非線形消散型波動方程式の連立系の時間大域解の熱核による近似に対する十分条件と, 四階の空間拡散項と弱消散項を線形主要部に持つ非線形分散型方程式(非線形消散型梁方程式, 加速度付きCahn-Hilliard 方程式, 弱い摩擦項付き三次元等温 Falk-Konpka モデル) の解の漸近挙動を明らかにした.
偏微分方程式論