研究課題
若手研究(B)
本研究では固体表面上の分子の双極子相互作用を理解するため、H-Si(111)1×1面の脱離過程に伴う、分子振動変調の光和周波観測と解析を行った。実験結果としてSi-H伸縮振動に対応したピークが赤方変移し、さらに幅広がりが起きていることが分かった。この赤方変移は双極子相互作用の理論計算でよく再現され、その効果に由来することが分かった。一方、幅広がりは理論計算と整合せず、局所的な構造欠陥または未結合種に由来していると推測される。
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Surface Science
巻: 614 ページ: 24-29