研究課題
若手研究(B)
本研究では、5d 遷移金属の一つであるイリジウムの酸化物を測定対象として、放射光X線を用いた共鳴非弾性散乱によって磁気励起が観測可能であることを示した。新たな光学素子を導入することで実現した最高70 meV の高エネルギー分解能を活用することでSr_2_IrO_4 やSr_3Ir_2O_7 における磁気励起の分散関係、および、その温度依存性を観測することに成功し、強い二次元性を持った磁気相互作用の効果を明らかにすることができた。
すべて 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
Journal Physical Society of Japan
巻: Vol. 82 ページ: 021015-1-24
DOI:10.1143/JPSJ.82.021015
Journal of Electron Spectroscopy and Related Phenomena
巻: (accepted and to be published)
DOI:10.1016/j.elspec.2012.12.003