研究課題
若手研究(B)
固体微粒子懸濁液のレオロジー挙動を明らかにするために、剪断流動している懸濁液内部の粒子構造を可視化する実験手法の新規開発を行った。まず、浸液透光法の原理を応用して、アクリル粒子と屈折率が等しいシリコンオイルを混合することで、粒子濃度が高くても、非常に高い透明性を有した懸濁液の作成に成功した。さらに、この懸濁液を高濃度塩水の上に滴下し薄い膜を形成させ,そこにPIV可視化用レーザーを照射することによって、高濃度懸濁液中の微粒子や液体の2次元挙動を可視化することが可能になった。